2007年09月30日
のっぽ十弁

引き続き狂いタイプ、今回は「紀州十弁」です。
随分のっぽの軸になりました。通常はこの半分くらいの草丈です。
足の大きな犬は大きくなると聞きますが、
この茎も小さな頃から変に大足、でした。
葉芸は、下方は並葉、上方天葉付近に対生葉と燕尾葉を出しています。
茎も良く太り、来年はこのサイズで捩れてくれたらな、と
期待しています。( ̄人 ̄)ナニトゾ
花は、多弁咲きのピンク花。
この種は多弁咲きの中でも、弁数が多いのだそうです。
2007年09月29日
狂いの八鼓

今回は、奈良県産の狂いタイプ「八鼓」のご紹介。
狂いの芸は、毎回現れるとは限りません。
現れたり現れなかったり、その気まぐれさが栽培者の気を引く一因かもしれませんが、
当然のことながら現れる確率が高いものの方が貴重とされます。
「八鼓」は、その確率がまずまず高い模様。
先日、写真の株を入手しましたが、茎2本ともに狂い芸が出ています。
特に今年の新矢の方は、対生葉、車葉、折れ軸、捩れ軸を豪快に現しています。
この様な充実した若い狂い矢は、生命力がみなぎっている様な力強い印象を受け、
見ていて何とも良いものです。
2007年09月24日
恋人
恋人は、紀州産セッコクのレア品種。
高値の花、である。
その特徴は、舌弁の根元の顎の様な部分(「距」と呼ぶ)がなく、
6つ同様の細弁を天に向かってやや控えめに開くこと。
シルエットは、細弁極小のチューリップといったところか。
イメージとしては、「手」を連想させるようである。
花色は緑。この緑は普通の緑花と同様に退色する。
同タイプの花としては
同じく緑花の「龍王」と「緑千手」があるが、
この2つとの違いとしては、恋人の花弁にはその裏側に紅がのる。
観賞価値としては、華やかさはなく詫び寂び向けである。
今年、その恋人が二股、になった。
無事に殖えていきますように。

高値の花、である。
その特徴は、舌弁の根元の顎の様な部分(「距」と呼ぶ)がなく、
6つ同様の細弁を天に向かってやや控えめに開くこと。
シルエットは、細弁極小のチューリップといったところか。
イメージとしては、「手」を連想させるようである。
花色は緑。この緑は普通の緑花と同様に退色する。
同タイプの花としては
同じく緑花の「龍王」と「緑千手」があるが、
この2つとの違いとしては、恋人の花弁にはその裏側に紅がのる。
観賞価値としては、華やかさはなく詫び寂び向けである。
今年、その恋人が二股、になった。
無事に殖えていきますように。

2007年09月17日
貴品 白鷺丸
長生蘭を永く育てられている方なら「南京丸」という種をご存知かと思います。
今日ご紹介するのは、その「南京丸」の芽変わりで生まれた「白鷺丸」という品種です。

この種は、丸葉に特にコントラストの良い大きな中透け斑が入り、さらに軸もころっとコンパクト。
ツウのコレクター向きの逸品と言えるでしょう。
近々長生蘭への登録もされそうだということで、今注目の品種です。
※参考価格:3条で4万円
今日ご紹介するのは、その「南京丸」の芽変わりで生まれた「白鷺丸」という品種です。
この種は、丸葉に特にコントラストの良い大きな中透け斑が入り、さらに軸もころっとコンパクト。
ツウのコレクター向きの逸品と言えるでしょう。
近々長生蘭への登録もされそうだということで、今注目の品種です。
※参考価格:3条で4万円
2007年09月16日
ぽっちゃり燕尾
セッコクの葉は通常、竹の葉の様なシルエットをしています。
けれど品種によっては、時にこの様に2枚以上の葉が合体したものが現れます。

これをその先の割れた容姿から「燕尾葉」と呼んでいます。
でもこの葉、随分丸い燕尾ですね。
こんな尾をもった燕さんはうまく飛べるのか心配ですが、
セッコクの世界では、丸葉は珍重されています。
加えて、この葉の持ち主は、対生葉や車葉や捩れ軸などを現します。
今流行の「狂い獅子タイプ」と呼ばれるもので、
品種名を「夢獅子」といいます。(希少種)
けれど品種によっては、時にこの様に2枚以上の葉が合体したものが現れます。
これをその先の割れた容姿から「燕尾葉」と呼んでいます。
でもこの葉、随分丸い燕尾ですね。
こんな尾をもった燕さんはうまく飛べるのか心配ですが、
セッコクの世界では、丸葉は珍重されています。
加えて、この葉の持ち主は、対生葉や車葉や捩れ軸などを現します。
今流行の「狂い獅子タイプ」と呼ばれるもので、
品種名を「夢獅子」といいます。(希少種)
2007年09月13日
見返り美人
♪だって さみしくて 見返りの美人
実は、中島みゆきさんのファンです。
今夜は、みゆきさんのファンとして是非そばに置きたい石斛のご紹介。

品種名、見返り美人。
兵庫県産の複色咲分け花です。
秋咲きですので鮮やかさが今一ですが、
それでも何とか外弁の紅と内弁の白の咲分けを見てとって頂けると思います。
実は、中島みゆきさんのファンです。
今夜は、みゆきさんのファンとして是非そばに置きたい石斛のご紹介。
品種名、見返り美人。
兵庫県産の複色咲分け花です。
秋咲きですので鮮やかさが今一ですが、
それでも何とか外弁の紅と内弁の白の咲分けを見てとって頂けると思います。
2007年09月08日
兵庫の風神
2007年09月02日
紅天
セッコクは秋、葉芸の季節です。
セッコクの花期は春、5月頃。
それを待つ間、葉や茎の芸が目を楽しませてくれます。
今回の画像は、
大きな中透け斑と飴矢が楽しめる「紅天」という品種。
特に、中透け斑のコントラストが見事です。
更に、この種の花は紅弁の紅覆輪花。
多芸品です。