2008年03月20日

白鳥の舞

八重咲きの「白鳥の舞」が咲きました。



この種は株が充実すると弁数が増えるとことですが現在のところはこんな感じです。
花径は縦40mmの横50mm。奥の花は縦50mmの横55mmでした。
(セッコクの普通花は30mm前後)
軸は長軸です。

全体的に「鬼面児」や「変梅」に似ていると聞きますが、どうなんでしょう?
3種揃いましたので今後観察していきます。  


Posted by 緑角 at 12:04Comments(0)花物 八重咲き

2008年02月04日

今年の一番花

今年の一番花が咲きました。秩父胡蝶という多弁花です。※セッコクの多弁花は稀少です。



名に秩父とあることから分るようにこの種は埼玉県秩父産で、「秩父素蝶」「秩父白蝶」と合わせて秩父三蝶と呼ばれます。以下はマニアックな情報ですが、この三蝶の内で一番の良花は「素蝶」、一番数が少ないのは今回の「胡蝶」です。

多弁花は、株に力がつくほど花弁数の多い立派な花をつけます。今回の写真の株はまだ小さく、花もこれからのようです。ただ、花弁数が多くなるとその花弁に喉元の緑が隠されやすくなるので、配色を楽しむなら今のこの状態も良いものかと。  


Posted by 緑角 at 16:15Comments(0)花物 八重咲き

2007年06月08日

菊翠

今日は、八重咲花の大物さんをご紹介します。

銘は、「菊翠(キクミドリ)」。
熊本県産の大型の八重咲花で、
大きいものになると花径が9cmを超えるそうです。
更にこの花は、整った形で咲く秀逸花。
10年ほど前に名古屋で行われたオークションで
数百万円の値が付いた伝説の花だそうです。
今は、成木2条で15,000円~20,000円くらいでしょうか。



写真の花は、我家での初花です。
花径は、6.5cm。
株の性質は、生育旺盛で育てやすいです。  


Posted by 緑角 at 16:24Comments(0)花物 八重咲き

2007年04月30日

赤城の華



唐突ですが、
同郷というと人間ですね。
では、同ツボというと何か?
タコかいな、と思われていることでしょうけれど、
今日もセッコクの話です。

「妙翠の鳳(ミョウスイノオオトリ)」というセッコクがあります。
雑誌等で度々紹介される有名種で、多弁花の王様的存在です。

この「妙翠の鳳」と同ツボに「赤城の華」という種があります。
同ツボとは、採取場所が同じものを指し、壷ではなく坪です。

先日、その「赤城の華」が咲きました。
王様と同坪だけあって、非常に似通った花が咲きます。
影武者にもってこい。

この種は、花径3センチ前後が標準的なセッコクの花の中にあって、6センチを超える迫力ある大きさ、加えて多弁、更に加えて喉元の大きな緑点が魅力です。  


Posted by 緑角 at 15:52Comments(2)花物 八重咲き

2007年03月29日

秩父素蝶

セッコクの花びらの数は、通常6枚(唇弁1、花弁2、萼弁3)です。けれど中には、これより少なかったり多かったりするものもあります。今日ご紹介するのは、多い方の多弁花と呼ばれるタイプ。



画像は、「秩父素蝶」という埼玉県産の花です。花の中心部から花弁が余分に数枚出てきているのがご確認頂けると思います。

多弁花は、3~4センチのサイズが標準的なセッコクの花の中にあって、比較的大型の花をつけ、迫力があります。中には8センチを超えるものも・・・。それから、株に勢いが付くほど花のサイズが大きくなったり花弁数が増えて良いものが咲きますので、その点でも育て甲斐のある楽しみの多い花です。  


Posted by 緑角 at 09:32Comments(2)花物 八重咲き