2008年02月10日

紅の扇

紅の扇を買いました。

自分用です。


と、はじめて、いつも通りいつもの話です。


覆輪花の最高峰「紅扇」。(交配種ではありますが。)
円弁に非常に太い立派な紅の覆輪を現します。
また、葉にも他に秀でた濃く太い紅覆輪。加えて照り葉。
今まで見てきた品種の中で、確かに「最高峰」の評に
ふさわしいものだと思います。



※平成18年度の長生蘭登録品種  


Posted by 緑角 at 21:29Comments(0)花物 覆輪花

2007年06月14日

紫燕

今回のご紹介は、紅覆輪花の「紫燕(シエン)」です。

以前こちらで、同じ覆輪花の「紫式部」をご紹介しました。
同花は古参の名品種ですが、今回の「紫燕」は、
近年世に出てきた優良花です。



この花の特徴は、太くべっとりくっきりとのる覆輪。
一見、造花かな、と思ってしまうくらいです。
喉元は、「紫式部」の紅点に対して、緑点です。

比較すると、
「紫式部」が優雅さと品格の花なら、
「紫燕」は豪快な優雅さの花、と言った感じでしょうか。
やや趣を異にするかと。  


Posted by 緑角 at 19:16Comments(2)花物 覆輪花

2007年04月16日

紫式部

今年も紫式部が咲きました。

セッコクの色は、冬場寒さに会わせた方が、濃く鮮やかになるそうです。
厳しく育てた方が、良い子に育つと・・・。

我家の株は、室内で過保護栽培をしていました。
でも、まずまずかな。

  


Posted by 緑角 at 19:54Comments(2)花物 覆輪花

2007年04月06日

三冠王

セッコクには、観葉植物のように葉や茎も楽しめるものがあります。(これを二芸品と呼んでいます。)長生蘭という言葉を耳にされた方もいらっしゃると思いますが、これはセッコクの葉や茎を楽しめる品種の中で特に選別し登録されたものを指し、江戸時代より古典園芸として楽しまれてきました。

葉の芸には、斑入りのもの(中斑・中透け・覆輪・縞・虎斑など)や、表面がザラザラする羅紗葉と呼ばれるもの、先端が二つに分かれる燕尾芸と呼ばれるもの等々をはじめ、大変多くの種類があり、知れば知るほど奥の深い世界です。(追々ご紹介します。)

茎の芸も、飴矢、ダルマ矢(矮性)、折れ軸・捩れ軸、帯化軸(何本かの軸が結合)・双頭軸などなど、こちらも多岐に渡ります。

今回ご紹介する品種は、中透け葉で透け矢の「三冠王」です。
この種は、花も多芸です。緑覆輪(珍しいです)で紅一点が入る整形花。さらに枝咲きをします。
マニアの間では、非常に有名な品種です。


  


Posted by 緑角 at 07:45Comments(2)花物 覆輪花

2007年03月28日

紫式部

セッコクの花はその多くが単色ですが、中に模様の入るものもあります。
花弁に縁取りが入る覆輪花と呼ばれるタイプもそのひとつ。



画像は、その代表種、紅覆輪花の「紫式部」。
高知県産の古くから知られている名花で、覆輪が太くくっきり入ります。
「雅」という雰囲気・・・。

以前、この品種は大変高価だったそうですが、今は比較的安価で手に入ります。
茎5本立ちで5,000円くらい(店頭価格)。  


Posted by 緑角 at 02:08Comments(2)花物 覆輪花